プルダウンの中の項目を選ばせたいって時にどのイベントを利用すればいいでしょう?

 

やりたいこと

Webブラウザ上で以下のような画面があるときに、一番上の項目を指定したいという状況です。(たまたま二つしか項目がありませんが、支店名が複数表示されるケースも想定して、一番上を参照したいという状況です)

 

追加するアクティビティ

1.テキストを取得 を追加する

1.項目の一番上を選択する

こちらのアクティビティをドラッグアンドドロップします

 

次で指定をクリックします。

 

すると、Web画面上で項目を選ぶことになるのですが、ここで、項目の一番上を選択します。

 

選択すると、黄色いFのマークが国分出張所につきました。

これは、同じような項目があるから判断つかんわ!ってことです。

 

 

ということで、項目の上にある、「支店名を選択し、「選択する」ボタンを押してください」という文字を選択します。

これで、位置関係的に、支店名を選択し、、、という文字から数えて一番上という指定の仕方ができます。

 

そのまま青いチェックをクリックすると処理が書き込まれるのですが、その前に歯車のマーク(Settings)をクリックしましょう。

下の矢印部分に仮に「柏原支店」のように具体的な文字が入っている場合がありますので、プルダウンを「テキストを無視」に変更します。

 

2.保存先を変更する

取得した文字列を変数に格納します。ということで、保存先の項目のプラスボタンをクリックし、変数を作成します。

 

変数に名前を付けます。ここでは支店項目としてみました。

 

OKをクリックして終了します!

これで一番上の項目を取得することができました!

 

2.取得した項目を選択する

取得するだけでは検索できないですよね。次にその項目を選択してあげましょう。

1.項目を選択をドラッグアンドドロップで設定する

アクティビティ>アプリとWebの自動化>項目を選択 をドラッグアンドドロップします。

 

 

 

2.表全体を指定する

次で指定の項目をクリックすると、先ほどのような項目を選択する画面になります。

ここで先ほどと異なるのが、今度は以下のように項目全体を選択するのです。そのまま、青チェックをクリックします。

 

3.選択する支店を入力する

簡単にいうと、ここで項目の一番上の支店名を選択すればよいということになるのはお分かりでしょうか?

以下の矢印をクリックしてみると。。

Web上で選択できる項目が表示されています。

 

選択すると、下のように柏原支店と入力されたのが分かる。

 

ここでは、先ほど取得した「支店項目」という変数の中の「柏原支店」を使えば良いので、この状態から修正していきましょう!

+ボタンから、詳細エディターを開くとあるので、こちらをクリックします。

 

ここでは、“柏原支店”と記載があるが、これは文字列で柏原支店と指定しているということになります。

 

ここで、変数を使いたい場合、以下の通りです。

変数名.ToString

という名前の指定の仕方をする必要があります。

 

これでOKとすれば完了です!!

 

3.選択するをクリックする

改めて、Web画面に戻ると、支店名を選択した後に、「選択する」というボタンをクリックしないといけないことが分かります。

 

ということで、クリックのアクティビティを追加しましょう!

 

1.クリックを追加する

アクティビティ>アプリとWebの自動化>クリックをドラッグアンドドロップで追加します。

 

2.選択するボタンをクリック

次で指定を選択し、選択するボタンをクリックします。ここはわりかしシンプルですね。

 

3.プロパティから入力モードをシミュレートに変更する

このままでもOKなのですが、一つテクニックをご紹介します。

追加したアクティビティのプロパティから、入力モードをシミュレートに変更します。

 

 

クリックの動作をマウスの動きを含めて描画している(マウスの動きが見えるようになっている)ものを止める効果があります。これでかなり処理が速くなりますので、他のアクティビティもこれ設定した方が良いと思います。

 

今回はこのクリックだけですが、覚えておくと大変便利です。

 

これですべての設定は完了です!

 

検証

以下の画像の内、3行目、4行目は支店名が複数あるものです。3行目は柏原支店のヤツなので、特に4行目で最初の項目が拾えてるか検証していきたいと思います。

 

RPAを実行すると、4行目の支店についても、一番上の項目を選択することができました!

めちゃくちゃ便利~

 

さいごに

プルダウンの選択については、一番上じゃなくて、二番目の、、とかっていうケースもあると思いますが、表データかどうか、、とかいろいろ制約も出てくると思います。ツラツラ書いていますが、あんまり難しく考えずにシンプルに考えて開発していくことが重要ですね。