「櫻井 翔」と入力されているセルがあるとして、関数を使って苗字だけ抜き出す方法ピンときますか? 今回はExcel関数で名字だけ抜き出す方法をご紹介します!
氏名から名字だけ抽出する関数
氏名から名字を抽出するには、FIND関数とLEFT関数を組み合わせます。 結論、以下の関数を使います。
=LEFT(B2,FIND(“ ”,B2)-1)
以下を見ていただくと、C列に苗字が抜き出されています。 D列に入力されている数式を記載しています。
組み合わせた関数の解説
FIND関数
=FIND(“ ”,B2) =FIND(検索する文字列, 検索する対象の文字列)
FIND関数は文字列から任意の文字が入力されている場所を抽出する関数です。 FIND関数をD列に入力すると、以下の通りとなります。 最下行の三本松さんについては、空白が4番目にきますので、4と表示されています。
LEFT関数
=LEFT(B2,2) =LEFT(文字列, 文字数)
LEFT関数はご存じの方が多いかもしれませんね。 文字列の左から引数の数分の文字を抽出する関数です。 つまり、櫻井くんなら、苗字2文字ですので、2と引数を入力するのですね。
もうお分かりかもしれませんが、必ず空白の前の文字が苗字の終わりの文字となるため、D列のFIND関数で得られた結果 マイナス1 が文字数になっているということになります。 ということは・・・!
二つの関数を組み合わせる
二つ組み合わせて、
=LEFT(B2,FIND(“ ”,B2)-1)
という数式にすることで、苗字の長さに関係なく苗字だけを取得できます。
さいごに
こちらのテクニックはメール自動配信ツール等、関数を組み合わせて本文を作ったり、通知文書を作る際によく使っています。 こういったテクニックはサクッと使えるようにしておきたいものですね! ではまた!