人事では社員に様々な通知を行います。昇給だったり、昇格だったり。。(稀に謝罪文書も作成することもありますが…)

こういった通知の際にワードで作成したドキュメントをデータで送付することがありますが、その際、ワードのドキュメント一つ一つにパスワードを設定することがあります。

たくさんのワードファイルに一気にパスワードを設定したいと思い、このツールを作成しました。

 

本ページはWordファイルパスワード設定ツールの解説となります。

機能としては、「Wordファイルにパスワードを設定する」のみとなります。

Excelファイル・PDFファイルにパスワードを設定することのできる機能を追加したUpdate版のツールをこちらにて公開しています。

 

Wordパスワード設定ツールの概要

フォルダの中に格納されているワードファイルに一括でパスワードを設定することができるツールです。ファイルごとにパスワードを変更することも可能です。

 

 

ダウンロードリンク

以下のファイルをダウンロードしてご利用ください。

 

Wordパスワード設定ツールの使い方

ファイルを開くと、A列からC列までデータが入力されています。今回のサンプルデータとなります。

ここでは、Cドライブのtemp>workというフォルダの中に入っているワードファイルにパスワードを設定したいという内容になります。なお、D列は実行結果が自動的に入力されます。

 

1.ワードファイルの格納先を指定する

A列にはコピーするファイルが格納されているフォルダを選択します。

この時、ファイルパスの最後の文字が「¥」である必要はありません。あってもなくても動きます。

 

2.ファイル名を入力する

B列にはワードのファイル名を指定します。拡張子(.docや.docx)を忘れないようにしてください。

 

3.コピー先のフォルダを指定する

C列は設定するパスワードを入力します。パスワードがブランクになっている場合、その行の実行は失敗します。

 

4.処理実行ボタンをクリックする

ここまで出来たら準備完了です。処理実行ボタンをクリックしましょう!

ボタンをクリックすると、上記のようなメッセージが表示されます。D列の実行結果を確認してみましょう。

 

5.結果を確認する

D列の実行結果列を見て、すべてOKになっているかどうか確認してください。

NGの場合は何かしら間違っている可能性があります。

 

よくあるエラー

NGの場合は以下の理由が考えられますのでご確認ください。

  • 設定するパスワードがブランク
  • パスワードがすでに設定されている
  • ファイルが存在しない
  • 誰かが開いている
  • 差し込み印刷の設定がなされている

 

さいごに

よくあるエラーに関しては、「それくらいプログラムの中でエラーチェックしておいたらいいんでないの?」という声も聞こえそうな感じがしますが、時間があるときに改修したいと思います。

Wordファイルにパスワード設定するということもたまにあるかもしれませんので、覚えておいてくださいね。

 

更新履歴

バージョン 内容 更新日
1.0 初版リリース 2020/09/19