エクセルファイルに記載しているデータをパワーポイントに自動で転記したい!というニーズがありました。

ワードのような純粋な差し込み印刷はないわけなのですが、ほとんど同じような機能を実装したツールを作ってみました!

動画でも解説していますので、ご覧ください~^^

 

やりたいこと

以下のようなエクセルファイルがあります。

ここでは、上記4名の個人毎のパワーポイントスライドを作っていきたいと思います。

こんな感じです!

差し込みパワポのサンプルファイルダウンロード

以下のファイルをダウンロードしてご利用ください。

差し込みパワポツールの利用方法

1.テンプレートファイルを準備する

差し込む先のテンプレートファイルを準備します。多くの方は、この時点で転記したいパワーポイントは持っていると思います。ご自身が使われている転記したいと思うパワーポイントファイルを選択していただければOKです。

ここでは、以下のようなレイアウトのファイルを準備しています。G列・・という部分については今のところ気にしなくても大丈夫です。

2.ExcelのDataシートに必要な情報を入力する

エクセルファイルのDataシートには、必要な情報を入力しておきます。ここにはパワーポイントで使う以上の情報を入力しても全く問題ありません。使うデータをたくさん入れておきましょう。

 

一つポイントがあります。表の中には、ファイル名(もしくはFile name)というヘッダーを作ってください。このデータをファイル名としてデータを作成します。今回は氏名と同じ名前でファイルを作成していきます。

 

 

3.各ヘッダーと入力する文字列を指定する

ここがポイントです!!まずは以下をご覧ください。

 

このツールの仕組みですが、パワポの中のテキストボックスや図形から、上記変換対象文字列を実際の列のデータに置換する という処理を行っています。

 

こんな感じです。

 

つまり、Excel側の設定はあまり必要なく、パワーポイントの方のテキストボックスをうまく調整していくだけで、簡単でデータを挿入することができるという仕組みです。

 

4.テンプレートファイルを格納先を指定する

セルF7,F9にテンプレートファイルのファイルパスと出力先のフォルダの指定する項目があります。

 

F7(Template file)には、1.で作成したテンプレートファイルを入力します。F9(Folder to export)には作成したファイルの格納先を指定します。今回のケースでは、4ファイル作成されて、その結果が出力先に格納されるということになります。

 

5.Runボタンをクリックする

ここまでで設定作業は完了です。以下のボタンをクリックし、実行してみましょう。

 

出力先には以下のようにエクセルファイルに記載されている行数分のパワポのファイルを作成することができました!

 

さいごに

パワポの資料を作成する。。ということ、結構あるのですが、ワードの差し込み印刷のように簡単に挿入することができれば、定例作業を簡略化することができると思います。ぜひご利用くださいませ!!